■2016/03/15(火) 第120回定例会議
参加人数:6人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜19:30
場所:上北沢区民センター「第1会議室」
配付資料:
前回(平成28年02月16日)会議議事要旨、
会議資料(区 烏山公園管理事務所作成)、
花芽観察会メモ(区 みどり政策課 定行さん作成)、
花芽観察会後の桜の現状、
まちづくり協議会が区に提出した要望書2月24日)、
都市デザインフォーラム2016等の写真
議事:
1.前回議事要旨の確認
・修正箇所を確認し、承認
2.上北沢公園の整備について
・区資料(図面)により公園の実際の縮小部分が明確となった
・「トイレと流れ」及び古い遊具の取り換えは28年度中に行う。夏までに設計を行い、秋から工事に入る予定
・狭くなった部分をどこかに広げられないかという要望を出した
3.上北沢のNo26、27の剪定
・No26、27に面して住宅の建築工事が進んでいる場所において、民地側に張り出している枝の部分を近日中に剪定する予定
4.花芽観察会の結果報告
・過去数年の花芽観察会と異なり、多くの方がポスター等を見て参加され(28人の参加)、花芽の観察と石井樹木医の解説を熱心に聴講した
・結果では、「ランクの変更」は無かったものの、「悪い枝の剪定」「要観察」等の対策が必要となった木が13本あった→今後、葉が茂った時、その後葉が無くなった時等に十分注意が必要である
5.上北沢駅周辺まちづくり協議会の動向
@区に対する要望書の提出
・2月24日、区長宛の要望書を交通政策担当部吉田部長に提出した
・要望の内容は「京王線立体工事に伴う南側付属街路の幅員の問題」、「駅周辺のまちづくりに向けて京王電鉄とのコミュニケーションの強化」それと要望書にはないが「交番を無くさない方向の要望」である
A今後の予定
・今年度中に何らかの回答あるいは方向性を受けることに合意している
6.その他
@都市デザインフォーラム2016の参加報告
A次回の月例会
平成28年4月19日(第3火曜日)18:00〜、場所:上北沢区民センター第1会議室
(5月に活動報告会を行うこと《5月14日(土)を予定》にしているので、5月の月例会は無し)

■2016/03/13(日) 世田谷都市デザインフォーラム2016
タイトル:「5年後のまちのデザイン」
時間:11:00〜16:30
場所:北沢タウンホール(12階スカイサロン)
講師:三ツ谷 洋子氏(法政大学スポーツ健康学部 教授)
2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催され、その馬術競技予定地として世田谷区内の馬事公苑が選ばれています。
また、アメリカの選手団の事前キャンプ地として区立大蔵運動場周辺が選定されています。
そのような背景で、このフォーラムはオリンピックの翌年を目途に「まちのデザイン」をどのように考えていくかというテーマで、講師による講演、「5年後のまちのデザイン」に関するワークショップ、「風景づくり活動」のパネル展示の3つの内容で開催されました。
講演のテーマは「スポーツイベントとまちづくり」で、今後まちを創りだしていくためには、「ハードウェア」と「ソフトウェア」の両面プラス「コミュニケーションウェア」(人と人とのつながりが大切)が必要であるという話が印象的でした。
講師は、2012年のロンドンオリンピックの前後にロンドン市を訪れており、オリンピック建設の中途から開催後の施設の有効利用のされ方を視察されています。
東京オリンピックの開催においては、無駄なハードを無くし、訪れる人に対してはその人に合ったもてなしをすべきであろうと話されていました。
桜並木会議では、活動内容の展示と「上北沢MAP」、「桜並木の現状」、「今までの活動記録」等を自由配布いたしました。
フォーラム全体に参加された方は6〜70人くらいでしたが、行政側のバックアップもあり、それなりに盛り上がりました。

左:会場入り口
右:展示場入り口

桜並木会議の展示

■2016/03/05(土) 花芽観察会
参加人数:28人
時間:10:00〜12:30
場所:上北沢桜並木、上北沢「みやはら」
講師:石井誠治樹木医
朝方から晴れて、気温は15度くらいまで上がり、天候に恵まれた観察会となりました。
参加者は、ご近所にお住まいの方が多くみえました。
それ以外の方は、国立市で活動されている「国立さくらもり」の大谷さん、区の関係者、区の委託でいつも桜並木を維持管理していただいている(株)和晃造園さん等です。
ご近所にお住まいの方は、今回初めて花芽観察会に参加いただいた方が多く、近年の花芽観察会の中では最も多い参加者となりました。
10時から12時近くまでは桜並木で、植えられているすべての桜に関して観察・評価および今後の対策まで行い、その後は、お時間のある方には場所をケーキ屋さんに移して樹木医のお話しをお聞きしました。

観察結果については後日報告させていただきますが、個々の評価である「ABCランク」の変化はありませんでした。
2013年から2016年まで毎年1本づつ植え替えていますが、その新しいサクラは今のところ元気に育っています。
2013年に植えたものは「ソメイヨシノ」ですが、それ以外は「シロタエ」と「ジンダイアケボノ」です。「ソメイヨシノ」以外の種は、上北沢の桜並木で問題となっている「桜を枯らす要因の菌」に強いといわれている樹種です。
初参加の方に対する丁寧な説明は講師の石井樹木医が最も得意とするところであり、皆さんは熱心に観察・聴講されていました。桜並木以外の話題も多く、ユーモアを交えたお話を伺い、時間が短く感じられました。
《石井樹木医の開花予想》
上北沢桜並木の開花時期については、3月21日〜23日頃ではないかとのことでした。
桜には水分が必要不可欠の条件あることから、この観察会から以降に雨が降ってくれることを期待しますとのことでした。
満開は3月30日前後と推測され、上北沢の桜まつりが開催される4月2,3日の開花状況は「どうにか散らないでもってくれる」のではないかとのことでした。
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【観察結果】

画像左:桜の位置図、画像右:桜診断一覧
<画像をクリックすると別ウィンドウが開きます。>

■2016/02/27(土) 「世田谷まちなか観光メッセ」への協力
世田谷区では、観光の活性化を図るため「世田谷まちなか観光協議会」を発足させ、「第1回 世田谷まちなか観光メッセ」を開催しました。
パンフレット(pdfファイル)
主催者は、世田谷区をもっと好きになってもらえるように、もっと世田谷区の魅力を知ってもらうために、この催し開催しています。
この催しには、多くのNPO団体、東急・小田急・京王の鉄道会社、地域の商店会、諸々の活動家団体の協力がありました。
各地域ごとに魅力をアッピールしたり、まちを散歩してもらうための案内を展示やビデオで表現していました。
上北沢桜並木会議では、地域の魅力を知ってもらうために、「レッツ上北沢まちあるきーふるさとを知る小さなたび」の小冊子を提供しました。
レッツ上北沢まちあるき!(pdfファイル)

■2016/02/16(火) 第119回定例会議
参加人数:8人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜19:40
場所:上北沢地区会館 「大広間」
配布資料:
前回(平成27年11月17日)会議議事要旨、
会議資料(区 烏山公園管理事務所作成)、
松沢病院周辺環境整備(上北沢2丁目1番地)←(区 烏山総合支所街づくり課作成)、
上北沢桜並木会議通信第38号、
「上北沢桜並木花芽観察会」チラシ、
「わたくしたちの上北沢昔と今」(MAP)、
「世田谷まちなか観光メッセ」チラシ(区 産業政策部商業課作成)
議事:
1.前回議事要旨の確認
・内容に関しての修正はなく、承認
2.松沢病院周辺環境整備について(区 資料参照)
・現在進行中の赤堤通り歩道拡幅工事は3月7日工期で進行している
・残りの「八幡山駅前バスベイ拡幅」と「正門付近の歩道拡幅」の工事は来年度予定している
3.上北沢桜並木会議通信第38号の記事に関する内容確認
@上北沢駅周辺地区まちづくり協議会
・年1度の「総会」を3月10日(木)に予定している
・H21年度からスタートした協議会は、現在地区計画を前提とした「誘導地区」指定を目指している。また、3丁目の区域では、地域の歴史的な街並みを維持するために、新規住宅建築に関する最低面積を設定することを検討している
A上北沢公園に関する内容
・京王線連続立体交差事業に関連する道路用地の確保のため、公園用地が縮小され、流れ場部分やトイレがなくなっている。その工事に伴い、現在公園は閉鎖中である
・上記工事は2月23日に完了し、公園の利用は可能になる
・トイレの整備、流れ場の整備時期は未定である
4.桜並木の整備(区 会議資料参照)
@No41の植栽報告
・ジンダイアケボノを2月3日に植栽した
A害虫駆除
・コスカシバの害虫対策としてスカシバコンを2月24日に設置する予定
5.次回の月例会
・平成28年3月15日(第3火曜日)18:00〜、場所:上北沢区民センター第1会議室

■2016/02/06(土) 花芽観察会のポスター掲示
参加人数:4人
時間:09:30〜10:30
桜並木に花芽観察会のポスターを10枚掲示しました。
道行く人たちがご覧になって、当日の参加者が増えることを期待しています。

■2016/01/24(日) お楽しみ会(福音寮の子供達との交流会)
参加人数:15人(福音寮:11人、桜並木会議:4人)
時間:09:30〜11:00
場所:福音寮
福音寮の子供たちは、毎年、桜並木の落花の季節、落ち葉の季節に清掃のお手伝いをしてくれます。
それに対する感謝の気持ちを伝えることと、子供たちと桜並木会議会員との交流を目的に「お楽しみ会」を開催しました。
今年の「お楽しみ会」は、子供たちの拠点である福音寮の2階で行いました。
お掃除の時に来てくれる子供たちとは顔なじみです。
お汁粉を食べて、愉快に話して、そして感謝の気持ちを伝えました。
皆さん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

■2015/11/19(木)〜12/13(日) 清掃活動完了
清掃活動は皆様のご協力により無事終了しました。
その中で、11月25日に上北沢小学校の4年生が清掃を行った時の写真を掲載します。

■2015/11/19(木)〜12/01(火) 清掃活動
秋の清掃活動は、ただ今行っている途中です。
・町会との協働による清掃:11月19日
・福音寮の子供たちの協力による清掃:11月22日、29日
・上北沢小学校の子供たちによる清掃(4日間行っていただきました)
11月24日:3年生
11月25日:4年生
11月27日:2年生
12月01日:1年生

■2015/11/17(火) 第118回定例会議
参加人数:6人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜20:00
場所:上北沢地区会館 「大広間」
配布資料:
前回会議議事要旨、会議資料(区 烏山公園管理事務所作成)、
道路工事のお知らせ(区 工事第二課作成)、上北沢駅周辺地区「街づくりニュース」(区 烏山総合支所街づくり課)、
「世田谷落ち葉掃き」のご案内(区 みどり政策課HPより)
議事:
1.前回提案のあった「落ち葉掃き」の件
・今年度は「落ち葉掃きカレンダー」には上北沢の桜並木清掃は掲載しないこととした。来年度に関しては未定である
・「甲州街道けやき会」では、甲州街道の落ち葉掃きを環八から上北沢駅入り口まで行っており、カレンダーにも掲載した。清掃日程は11月14、21、29日、12月5日である
2.「上北沢駅周辺地区まちづくり協議会」における検討事項について
・世田谷区と杉並区が参加している協議会で「まちづくり」に関する協議が平成21年から開催され、両区長に提案書を2回提出している(平成24,27年)
・世田谷区烏山総合支所街づくり課では別途コンサルに委託して「上北沢駅周辺地区の地区街づくり計画」を策定している
・上記両者の内容については、細部にわたっては異なるところが出てきており、現在はそのすり合わせを行いつつある
・鉄道立体に伴う「南側の付け替え側道」に関して、区の方針と協議会の要望が異なっている区間があり区に対して方針の変更を要望することとした
・また、区および住民と京王電鉄の間で、鉄道立体に対する協議を密にするための要望をすることとした
・区では、「街づくりニュース」の配布とともに、上北沢3丁目の「大正期に住宅開発した地域」には「新たな住宅建設を行う場合の最低敷地面積」に関するアンケート調査を行っている
・区では、「今後の進め方」として「意見交換会」、「検討案の説明会」等のスケジュールを決め、「街づくりニュース」に示している
3.桜並木の対策(区 烏山公園管理事務所作成資料の説明と討議)
@No3の植栽
・植栽は11月26〜27日に行う予定。直近の住民にはその旨を伝え、了解を得ている
・新しく植える樹種は「ジンダイアケボノ」(H=3.0m)を予定している(花の後に葉が出る。てんぐ巣病に強いと言われている)
ANo7の植桝の改良工事について
・試験的に植桝の改良工事を行う。工事は11月26〜27日に行う予定
・方法は植桝のブロックとアスファルトを撤去し、土壌改良(くん炭、ワカホを混合)を行い、透水性のアスファルト舗装を行う
・試験施工がうまくいけば、徐々に他の場所の植桝も改良していく方針
4.桜並木の更新計画ついて
・原則として精密診断において腐朽率50%以上の桜を更新していく方針(当面の対象はNo20,32,37,43,49,50の6本)
・1年間に2本程度の植え替えを行う予定。品種は病気等に強い「ジンダイアケボノ」とし、くん炭等の土壌改良を行う
・引き続き外観の調査を行い、キノコが見られる桜や樹勢が悪くなった桜の精密診断を行う
・大踏切に向かって東側に新たに桜を植えて、全体をアーチ型にして欲しいという要望は以前から出しているが、現在の幅員では難しく、種々検討していく方針
・鉄道高架事業との関連もあり、「上北沢駅周辺地区まちづくり協議会」でも交通処理問題を取り上げて、歩道や車道の幅員等について、いろいろと提案していきたい
5.赤堤道路の歩道改良工事
・八幡山駅に近い部分の歩道拡幅工事を今月下旬に行う予定
・歩道改良が残っているところは病院正門付近である
6.その他
@鉄道高架に伴う上北沢公園の工事
・工事期間は11月9日から来年の2月下旬までの予定(区)
・トイレを改修することになるが、改修するのであれば将軍池公園にあるような防災に役立つトイレにすることを要望
A桜並木の剪定作業
・10月に敷地内に入り込んでいる3本の桜を対象に枝の剪定作業を行った
7.会合の予定
・月例会:平成27年12月15日(第3火曜日)18:00〜、場所:未定

■2015/09/15(火) 第117回定例会議
参加人数:9人(その内、世田谷区の出席者:3人)
時間:18:00〜20:00
場所:上北沢地区会館 「大広間」
配布資料:
前回会議議事要旨、会議資料(区、公園管理事務所作成)、桜並木通信37号(案)、
落ち葉掃きの一般区民参加のご協力について(区、みどり政策課作成)
1.「区みどり政策課みどりと公園計画担当作成資料」を基に区の説明と討議
(1) 区民参加の協力依頼(区より)
・「落ち葉カレンダー」を11月に作成・配布する企画を立てている。落ち葉清掃を実際に行っている桜並木会議も協力して欲しい
(2) 甲州街道けやき会からのコメント
・甲州街道の落ち葉掃きを烏山から上北沢まで行っている。その関連で上記のことに協力していく予定である
(3) 桜並木会議のコメント
・桜並木の清掃は、毎年花が散る時期、葉が散る時期に行っている
・清掃は桜並木会議だけでは人的にも難しいので、上北沢町会の環境部と協働して行っている
・上記町会との協働以外に、上北沢小学校や社会福祉法人福音寮の子供たちの協力を得て清掃活動を行っている
2.桜並木通信第37号(案)について
・桜並木の画像診断とその後の対策を中心に作成している
・発行日は25日とする
3.区公園管理事務所作成資料の説明と討議
(1) No3の伐採後の処理
・抜根後の当面の処置として、植え桝には砂利で仮舗装した
・新しく植える樹種は石井樹木医から「ジンダイアケボノ」を推奨された。この種は「てんぐ巣病」に強いと言われている。植栽する時には「くん炭」等で土壌改良を行う→この樹種で進める(10〜11月に植栽)
(2) 植桝の改良工事について
・1箇所試験的に植桝の改良工事を行う(場所はNo7)
・方法は植桝のブロックとアスファルトを撤去し、土壌改良(くん炭等を混合)を行い、透水性のアスファルト舗装を行う
・試験施工がうまくいけば、徐々に他の植桝も改良していく方針である
4.その他
(1) 桜並木の再生計画
・前回の会議で「長期的な再生計画を考えていきたい」という提案を出しました。踏切に近いところで桜がアーチ型になっていないところに関して、何らかの対処をお願いしたい
・沿道の方々の了解が第一であるが、区と桜並木会議でお互いにに協力して進めていきたい
・鉄道高架事業が進めば踏切南側の広場もなくなってしまう。現在この車道は2車線となっているが、交通流動から見れば1車線で充分である。今「上北沢駅周辺地区まちづくり協議会」でも交通処理問題を取り上げているので、いろいろと提案していきたい
(2) 桜並木の害虫駆除
・「モンクロシャチホコ(毛虫)が出た」という連絡があり、毛虫の付いている枝を剪定するなどして取り除いた。今後も全体の薬剤散布ではなく個別に対応していく
5.会合の予定
・月例会:平成27年10月20日(第3火曜日)18:00〜、場所:上北沢地区会館 第一会議室

■2015/08/20(木) No3の伐採とその他の桜の維持管理
参加者:
・桜並木会議(立会い) 3人
・石井誠治樹木医
・世田谷区烏山公園管理事務所 3人
・業者:(有)和晃造園土木
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7月14日に3回目の画像診断を行いました。
桜並木は現在45本の桜があり、その内14本の桜を診断しました。
その結果は、2015/07/14診断結果(PDFファイル)に示したとおり、7本の桜が「腐朽・空洞率50%」以上でした。
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今回の処置は、すでに枯れてしまったNo3の伐採と画像診断で問題となっているNo48〜50の対応です。

写真左:No3 上部を伐採した後
写真右:No3 下部を伐採した後根の処置

写真左:No3 根の部分
写真右:No3 伐採後
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No48〜50の桜は、葉は多いものの垂れ下っている枝も多く、樹勢は「多少問題あり」となっていたものです。
これからの台風シーズンを前にして、倒木の危険を少しでも回避するために、問題となっている枝を伐採しました。
立ち会っていただいた石井樹木医から、ひとつひとつの細かい指示のもとに、業者が伐採しました。

写真左:No48〜50 伐採処理開始直後
写真右:No48〜50 伐採処理完了後

写真左:No49 伐採(かなり太い枝も伐採した)
写真右:No50 伐採(かなり太い枝も伐採した)

写真左:No48〜50 伐採したキノコがついている枝(石井樹木医撮影)
写真右:No48〜50 伐採したキノコがついている枝の表皮をはがしたところ(石井樹木医撮影)
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その他の桜については、根元のヒコバエの処理、幹のドウブキの処理を行いました。

■2015/07/21(火) 第116回定例会議
参加人数:5人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜19:30
場所:上北沢地区会館 「第一会議室」
配布資料:
前回会議議事要旨、会議資料(区作成)、桜並木画像診断結果(区作成)
1.区作成資料を基に区の報告
(1) 画像診断結果
・14本の診断を行った。その内の半数にあたる7本の腐朽・空洞率が50%以上であった
・No30の腐朽・空洞率は一番小さく6%であった
(2) No37
・腐朽・空洞率51%、根元にコフキタケ、マンネンタケ、ナラタケモドキが発生し、樹勢も悪く、非常に問題である
(3) No43
・腐朽・空洞率63%、幹にコフキタケがあり、樹勢も悪く、非常に問題である
(4) No50
・腐朽・空洞率は64%であり、診断した中で最も悪く、根元にベッコウタケがあり、問題である
・葉は多く元気そうであるが、先端部分は枯れかかっているところもある。今後は上部の枝を伐採し、全体的に軽くすることで対応する
(5) ミツバチが発生したNo27
・腐朽・空洞率は34%であり、心配をしていた空洞は少なかった
・キノコの発生は見られないが根元・幹の打音異常、樹皮の腐朽が見られ、今後は経過観察を行う
(6) No3の伐採
・「伐採のお知らせ」を木に取り付けた
・近日中に伐採を行う。抜根は11月頃になるだろう
(7) No50の車両接触事故
・7月11日の夕方に運送会社の車の荷台が幹と接触した。樹皮の欠損は30×15p位であり、当面は欠損部分の手当てを行う
2.桜並木の今後の対策
・当面No3の伐採を行う。時期が決まり次第桜並木会議に連絡をする
・腐朽・空洞率が50%を超えている木に関しては更新していく方向で検討したい(区)
・伐採する場合は周辺住民や桜並木会議のメンバーにも十分説明をし、了解のもとに進めていただきたい(桜)→了解した(区)
・植え替える場合は樹種の問題もあり、長期的な桜並木全体の再生計画を充分検討し、見通しを立てていきたい(桜)→了解した(区)
・No37、43の2本は今年中に伐採する方向で進めるのであれば早急に検討・対策を進めたい(桜)
・No50の位置は、将来的には鉄道立体後の南側側道に近接する。そのため、対面(ファミリーマート側)に植えた方が桜並木としての形も保たれる。そういった長期的な面も含めて検討していきたい(桜)→了解した(区)
3.その他
・根上がりによる植栽桝の試験施工については、場所を選定中である。決まり次第桜並木会議に連絡する(区)→了解した(桜)
・桜の桝の下草処理は毎年行っていただいていますが、今年度はまだなようです。もしその処理が近日中に行うようでしたらヒコバエも処置していただきたい(桜)→今年度の業者を間もなく決める。処理に関しては了解した(区)
4.会合の予定
・月例会:平成27年9月15日(第3火曜日)18:00〜、場所:上北沢地区会館 「大広間」

■2015/07/14(火) 桜並木の画像診断
参加人数:診断業者4人、石井誠治樹木医、桜並木会議会員4人(立会い)
時間:9:00〜12:00
場所:上北沢桜並木
今年一番の陽差しが照りつける中、桜並木の画像診断を実施しました。
実施した業者は世田谷区から委託された(株)川端造園であり、樹木医の川瀬さんをはじめ4人の方々です(皆さん樹木医とのことでした)。
上北沢の桜並木を一番よく知っており、全国で多くの樹木を診断されている石井誠治樹木医も立ち会っていただきました。
上北沢の桜並木では、画像診断を平成21年と22年の連続した2か年に実施しました。
その時はその時点で弱っていた木を中心に9本を対象としました。
5年を経過した今回は、弱っている木とキノコが表面に出ている木を対象に14本を実施しました。
前回はドイツ製の「ピカス」という機械で行いましたが、今回はさらに進歩した新しい機械であるハンガリー製の「アーボソニック3D」です。
診断結果は後日報告する予定です。

■2015/06/17(水) コスカシバの幼虫退治
参加人数:7人
時間:8:30〜10:00
場所:上北沢桜並木
毎年行っているコスカシバの幼虫を退治しました。
明け方に小雨が降り、桜の幹も多少湿っていて、作業はわりとやりやすい状況でした。
今年は例年に比べ幼虫の数が減っているようで、退治した数は6匹でした。

■2015/06/16(火) 第115回定例会議
参加人数:7人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜19:30
場所:上北沢地区会館 「大広間」
配布資料:
前回会議議事要旨、会議資料(区作成)、桜並木測量図(2013年9月27日測量)
1.区作成資料を基に区の報告と質疑応答
(1) No40枝折れの処理
・6月11日に折れた枝の切り戻し処理を行った
(2) その他の下枝の剪定
・6月18日頃から1週間くらいかけて剪定する予定
(3) No3の伐採
・キノコの発生は見られないが、梅雨明け頃に伐採する予定である
(4) ミツバチが発生した桜(No27)の処置
・6月15日にミツバチは駆除した
・桜の幹はおそらく空洞が出来ていて、ミツバチの巣はその中にあると思われる
・そのため幹の内部を調べることを考えている(画像診断)
・画像診断を行う場合、ベッコウダケが出ているNo15,20,32の桜も行うことを考えている
・桜並木の画像診断は平成21年と22年の2回行っている。画像診断調査は玉川大学の山岡准教授とゼミの学生が行ったが、石井樹木医も指導にあたられた。21年は区の費用、22年は玉川大学のゼミ(学生)独自で行った(桜)
・その経緯があるので、今後の調査については石井樹木医とよく打ち合わせてから実施して欲しい(桜)→了解した(区)
(5) 根上がりによる植栽桝の損傷について
・植栽桝を撤去する形の試験施工を、今年度1箇所行って、良ければ来年度以降に順次実施したい
・施工は3.0×1.5mの寸法で、土の入れ替えと透水性舗装を実施する方法である
(6) 都水道局のボーリング調査
・松沢病院周回道路の南側カーブの部分にあるドウダンツツジ植栽地に土質調査のための櫓を設置した(施工期間は6月12日〜23日)
・調査後にドウダンツツジは植え直す
2.桜並木の下水道工事(暫定分流解消工事)
・当面下水道の工事を行う予定は無い。調査も含めて、少なくとも京王線の立体事業が終わるまでは実施しないであろう(区)
・2年前に桜の位置関係の調査を行った(提出資料)。その結果をみると、東京都が実施しようとしている工事であれば大部分の桜の根に何らかの影響がある。そのため桜の植え替えを検討せざるを得ない(桜)
・下水道の工事が公共工事である以上、桜並木会議が「桜を守る」ということだけで反対することはできない。そのためには植え替えることを含めて、種々の方法を考えなければならない(桜)
3.その他
・本日初めて参加された杉浦さんのあいさつ
・杉浦さんは昨年度地域風景資産に認定された「賀川豊彦と松沢の教会・幼稚園・資料館」の代表世話人であり、これからは桜並木会議と協働して活動を行っていただきたいと考えている(桜)
4.会合の予定
・月例会:平成27年7月21日(第3火曜日)18:00〜、場所:上北沢地区会館「第1会議室」

■2015/05/20(水) ヒコバエ・ドウブキの伐採
参加人数:9人
時間:08:30〜10:00
場所:上北沢桜並木
まだ5月の半ば過ぎであるのにもかかわらず、気温は6月末頃の30度に近づく中、伐採作業を行いました。
この日は、上北沢駅を中心に朝8時から禁煙キャンペーンの活動を行った後に伐採作業に取り掛かりました。
作業は桜並木会議会員と上北沢町会の協力を得て9人で行いました。
桜の成長は早く、あっという間に根元から新しく育つヒコバエと幹から直接生えるドウブキが目立ちます。
通常の伐採鋏と多少柄が付いた鋏を用いて、手が届く範囲のドウブキを伐採しました。
ヒコバエの伐採とともに植え桝にある雑草も取り除きました。
前日の雨の影響か比較的枝が柔らかくて伐採し易かったため、例年よりも作業効率があがり、短時間で終了することができました。
皆さんご協力ありがとうございました。

■2015/05/09(土) 平成26年度活動報告会
参加人数:9人
時間:10:30〜12:00
場所:上北沢区民センター「第1会議室」
配布資料:
報告会議事次第・桜並木会議チラシ・上北沢桜並木会議通信第36号・平成26年度決算報告・対世田谷区と各種報道等・上北沢MAP
<次第>
1.平成26度の活動報告
2.平成26年度決算報告
3.平成27年度年間計画
4.平成27年度予算案
以上の4項目の内容に関しては通信第36号に示したとおり提案があり、承認された
5.役員改選
・石井代表はじめ事務局員は留任することの提案があり、承認した
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承認事項は以上で終わり、以下は関連事項も含めて協議したものである
(1) 今年度予算について
・繰越金が多いのでそれを有効活用することを考えたらどうか
・上北沢の歴史等について、いろいろの書物が出ているが間違いが多い。正しいものを記録に残して行きたい。しかしながら、集まって検討する機会が取れない。今後、何らかの方法を検討したい
(2) 桜並木の維持管理活動について
・下水道工事に伴う桜並木の維持方針を検討することが必要である。公共事業に伴うものである以上我々が反対していくわけにはいかないが、何らかの対応を考えていくべきである
・今後は住民の意見を聞いて、区とともに協議していくことが重要である
・都市計画道路215号も同じ土俵で検討していかなければならない問題であろう
・桜の根が飛び出して植え桝が持ち上がって危険なところが多い→区に連絡して対応を考えたい
(3) 桜並木会議の活動の活性化等について
・本日出席された「かるがもクラブ」の方たちと清掃活動等で協力できることを進めていく方向で検討する
(4) その他の活動スケジュール
・ヒコバエ・ドウブキの伐採:5月20日(水)8:30〜(禁煙キャンペーンが8時から開始される。伐採はその後に行う)
・ゴミゼロdayキャンペーン:5月30日(土)
・コスカシバ退治:6月(日時未定)

■2015/04/22(水) 上北沢桜並木を清掃しました
時間:09:00〜10:00
上北沢町会とともに桜並木を清掃しました。
前日までの雨もあがり、路面が乾いていたので、桜のシベ(ガク)も掃除がやりやすい状況でした。
沿道の方も清掃されていましたので、約20人の参加者であっという間に綺麗になりました。
今年は、桜並木のシベは概ね落ちていました。
新緑がすがすがしい空気を運んでいます。
皆様、散歩にランニングに並木に足を運んでください。

■2015/04/21(火) 第114回定例会議
参加人数:7人(その内、世田谷区の出席者:2人)
時間:18:00〜19:30
場所:上北沢区民センター「第1会議室」
配布資料:
前回会議議事要旨、松沢病院周辺環境整備(区作成)
1.花芽観察会の評価結果の追加
・No3に関して、石井樹木医の見解を確認
・桜並木は下水道工事が計画されており、当面は枯れた後に植える桜の種類を検討する方向で進める
・評価結果に基づいた枝等の伐採処理は秋以降に行う
2.松沢病院の周回道路と上北沢公園(資料を参考に区の報告)
・松沢病院の周回道路西側区間で、八幡山駅から西門付近の整備は今年度行うが、正門周辺は来年度の整備になる
・鉄道高架に伴う上北沢公園の北側部分の整備は、今年秋以降になる。そのため、トイレや水場は今年の夏は利用可能である
・医学総合研究所の前の3差路に信号機が設置されたが、横断歩行者用の青時間が10秒以下であるため、老人には危険である
3.その他
・将軍池公園に、区が設置した「鯉のぼり」が掲げられている。5月の連休明けまで掲げる予定である
・上北沢区民センターの改修工事があり、今年6月から来年2月の間は利用できなくなる。当面の会議は地区会館等を考えている
4.会合の予定
・月例会:2015年05月19日(火) 18時00分〜、上北沢区民センター「第1会議室」

■2015/04/04(土)〜04/05(日) 「上北沢桜まつり」に参加
時間:10:00〜16:00
上北沢桜まつりは、両日とも雨模様で、気温も低くなった中で開催されました。
それでも4日(土)は例年のとおり、子供たちやお年寄りを中心に多くの人が集まり盛況でした。
5日(日)は、1日中雨が降り止まない中、盛り上がりはもう一つでした。
桜そのものは散り始めていましたが、食べ物を中心とした屋台の賑わいは格別でした。
桜並木会議のブースは、会場の入り口で、展示とMAPの配布、桜グッズ等の販売を行いました。
位置的には会場の入り口で、あたかも会場案内をしているようなところでした。
今年は例年の倍の2ブースを確保したため、展示と販売は比較的楽なスペースで行われました。
桜まつり会場の入り口、右側手前が桜並木会議のブースです。

●展示内容1
展示内容は、野口欣一さんが集められた写真を中心とした上北沢の歴史です。
主に昭和初期から30年代前半のものを比較して示しています。
上北沢駅が上りと下りにホームが分かれていた時の写真は、ほとんどの人が知らないものでしたので、皆さん興味を持って見ておられました。
同時に、和田和典さんが集められた写真で、上北沢の周辺を含めた比較的広範囲の地域の「今昔比較」も展示しました。

●展示内容2
また一つには、桜並木会議で作成した「上北沢MAP」と「桜並木の現状」を示したものを展示しました。
そこには我々の活動を示した印刷物の他、区から提供された「せたがや風景MAP」「せたがや花MAP」を展示しました。
上記MAPの3種類は興味を持たれた方には差し上げました(2日間で100部以上を配布)。

●販売物
例年のものとして和菓子屋・川越屋さん(上北沢4丁目)のゴーフル、桜にちなんだグッズ(ハンドクリーム、ハンカチ等)と絵葉書です。
絵葉書は桜並木会議オリジナルの上北沢の桜に関連したものと石井昭さん作成の影絵を題材にしたものです。

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我々のブースには、桜並木会議の会員はじめ、地元住民の方以外に区の職員の方や議員さんが見えて、我々会員と桜のこと、まちの課題のこと、歴史のこと等いろいろと話をしました。そういった意味で、とても有意義な2日間でした。

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その他、栢木まどか先生(東京理科大学第二工学部准教授)がゼミの学生12人とともに訪問いただきました。
学生たちは、上北沢の歴史とともに、まちづくりの実態を把握することが目的です。
栢木先生は、2013年3月に越澤明先生(前北海道大学教授)とともに『上北沢住宅地の歴史とまちづくり?プラニング・ヘリテージとしての旧北澤分譲地』(住宅生産振興財団)として報告書をまとめられています。